恵方巻きの名前はコンビニが発祥?ご利益はあるの?

節分に恵方巻きを食べるという風習が全国的に広まったのは、約20年ほど前。

なんだか、いきなり登場してまたたくまに有名になったイメージがあるのは私だけでしょうか?

気づいたら、節分の日にはスーパーやコンビニに恵方巻きがズラッと並んでいるという・・・。

この、太巻き寿司を『恵方巻き』という言い方、昔の資料には残っていないそうです。

ん?じゃあ、恵方巻きとはなんぞや?

恵方巻の由来は?誰がどんな風に始めたのでしょう?

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恵方巻きの名前の由来は?

 2017年の恵方は北北西です。 

『恵方』とは、その年の福を運んできてくれる『歳徳人(としとくじん)』という神さまがいらっしゃる方位の事です。

恵方は干支によって毎年変わります。

中国で発生した陰陽思想と五行思想が結びついた、陰陽五行に基づいて決められます。

その恵方は、またの名を『明の方(あきのかた)』ともいい、その方角に向かって何かをすると、どんなことでも吉で、うまくいくとされているんですね。

ちなみに歳徳人は女性の神様だそうで、ほとんどの資料で王妃のような美しい姫神の姿をしているそうです。

しかし一方で、「それはでたらめな姿だ」という説もあるらしいです。

美女には謎がつき物ということでしょうか?

神様にこんなことを言うのは失礼かもしれませんが、なんだかそういう話はわくわくしてしまいます。

さて、恵方のお話に戻りますが、『恵方に向かって事を行えば、万事に吉』というのは昔からの言い伝えです。

何をするにも良い方角というのは分かりましたが、なぜ節分に恵方巻きを食べるという発想になったのでしょう?

恵方巻の名前の由来はコンビニがつけた商品名?!

実は、『恵方巻き』という言葉は、昔の資料にはどこにも出てこないそうなんです。

恵方巻の由来とされる風習で、昔から大阪には、節分に丸かぶり寿司を恵方の方角を向いて一本丸ごと食べる風習がありました。

しかし、その巻き寿司を『恵方巻き』とは誰も呼んでいなかったんです。

みんな、普通に『巻きずし』や『丸かぶり寿司』などと呼んでいました。

恵方巻きという名称が世の中に広まったのは、なんとコンビニのセブン-イレブンが節分の時期に売り出す太巻きの商品名に『丸かぶり寿司 恵方巻』とつけたのが始まりだそう。

恵方巻きって、セブン-イレブンの商品開発の人がつけたただの商品名だったんですね。

でも、確かに恵方巻きって聞くと、なんとなく縁起がいい感じがしますよね。

売る側はそれが狙いでつけたのでしょうね。

普段から、太巻きはスーパーとかで売っていますが、それが『恵方巻き』になるだけで飛ぶように売れるのだからすごいですよね。

また、節分に恵方巻きを食べる風習ががこんなに広まったのには、家庭の事情も関係あるようです。

節分に豆まきをする方も多いと思いますが、豆まきの後って片づけが大変ですよね。

全部拾ったはずの豆が何日かごに出てきたり・・・。

それが面倒で、「豆まきはしないけれど恵方巻きは食べる」という家庭も多いそう。

それに、一人暮らしの方も、豆まきはしないで恵方巻きだけ食べるという方が多いです。

一人で豆まきは少し寂しいと感じるのかもしれませんね。

あと、恵方巻きを買ってくれば、その日の夕飯の支度をしなくていいから、主婦の方に歓迎された、という説もあるそうです。

確かに、恵方巻きを一本食べたらもうお腹いっぱいで何も食べれませんよね。

縁起物の恵方巻きを廃棄処分?

昨年のニュースで、コンビニやスーパーで売られている恵方巻きが大量に廃棄処分されているというのを聞いて、少し残念に思いました。

多分、節分に恵方巻きが売れるのは分かりきっていますから、一定数の廃棄を見込んだ数の恵方巻きを作っているんでしょうね。

縁起のいい風習が世の中に広まるのはいいことだと思うのですが、それが商売の戦略で利用されて、余分に作りすぎてその縁起物を捨てるって・・・どうなんでしょう?

個人的な意見ですけれども、せっかくの縁起のいい風習はもっと大事にされるべきなんじゃないかなぁと思います。

恵方巻きを節分に食べる風習はいつから始まった?


恵方巻きを節分に食べる風習はいつから始まったのでしょうか?

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大阪には昔から、現在恵方巻きと呼んでいるものと似た食べ物があって、『丸かぶり寿司』『太巻き寿司』と呼ばれています。

この丸かぶり寿司には歴史があって、江戸時代から明治時代にかけての大阪の花街で節分をお祝いしたり、商売繁盛を祈って食べられました。

この風習は、花街での風習で、当時一般の人の間ではほとんど知られていなかったようです。

巻き寿司は花街で働く女性たちがよく食べていた食べ物で、彼女たちのとってはとても身近なものでした。

自分の持ち物などほとんど持っていない彼女たちは、身近なお寿司に願をかけたんですね。

彼女たちは早く幸せになりたいと願い、昔のお正月である節分日に歳徳人さまにお願いしながらお寿司を食べたといいます。

これが節分に恵方巻きを食べる風習の由来となりました。

当時の巻き寿司の中身には、毎年漬ける漬物がちょうど節分の時期に出来かがるので、新しく出来たおしんこうが入っていたということです。

しかしこの節分に巻き寿司を食べるという風習は、戦争と同時になくなってしまいます。

恵方巻きが有名になったのはお寿司屋さんの戦略?

一度なくなったかに見えた、節分に巻き寿司を食べる風習ですが、終戦後また復活します。

1976年の海苔問屋協同組合が企画した節分チャリティーセールで、『巻き寿司の早食い競争』が行われました。

このことがきっかけで、花街の風習が関西地方の一般市民にも広がっていきます。

ただし、同じ関西でもこのチャリティーセールを知らない地域では、この風習は広まっていません。

なので、必ずしも関西の人=恵方巻きの風習があるというわけではないんですね。

このチャリティーセールの目的は、海苔をたくさん売ることでした。

海苔の生産量が増えたこともあり、関西の巻き寿司は関東への進出を目論むのですが、関西の巻き寿司は関東では全く受け入れられなかったそうです。

なぜかというと、関西の巻き寿司は、現在恵方巻きとして売られているもののように、具がたくさん入った巻き寿司なのですが、関東の巻き寿司といえば、一つの具を使ったシンプルなものでした。

このため、関東で巻き寿司のイベントをいくらやっても、当時はさっぱり売れなかったそうです。

恵方巻きを節分に食べるときの食べ方

恵方巻きは、節分の日当日に恵方に向かって食べます。

先ほども言いましたが、2017年の恵方は北北西ですので、北北西に身体を向けます。

また、恵方巻きを食べる時間を気にする方がいらっしゃいますが、食べる時間は特に決まりはないので、お昼でも晩御飯でも大丈夫です。

ただ、豆まきを行うのは節分の夜とされますから、晩御飯でいただく家庭が多いようです。

食べるときは、一本丸ごと、途中で中断することなく一気に食べます。

これは、幸福や商売繁盛の運を一気にいただくという意味があります。

おしゃべりも禁止。

無言で願い事を思い浮かべながらいただきましょう。

おしゃべりをすると福が口から逃げてしまいます。

恵方巻きの具は七種類

恵方巻きに巻かれる具ですが、最近ではさまざまなものがありますよね。

基本の太巻きや海鮮巻き、子供向けのサラダ巻きなどなど。

買う場合は好みのものを選ぶといいと思いますが、一応、縁起を担ぐなら覚えておいた方がいいことがあります。

本来の丸かぶり寿司に巻かれる具は、縁起ものの七福神にちなんで、七種類の具材が入れられていました。

その七種類の具材に何を使うかは特に決まりはないようですが、かんぴょう、きゅうり、しいたけ、だし巻、うなぎ、桜でんぶあたりが一般に使われていたようです。

『福を巻き込む』という願いがこめられています。

ご自分で作られる方は、七種類の具材で作るといいのではないでしょうか?

色々中身を変えて作るのも楽しいですよね。

恵方巻きを節分に食べるのはなぜ?由来と食べ方のまとめ

『恵方巻き』という言葉が、コンビニの商品名だったとはちょっと驚きですが、恵方に向かって巻き寿司を食べる風習が縁起のいいことであることに変わりはありません。

「コンビニやスーパーの販促だ!」と、節分に恵方巻きを食べることを嫌う方もいらっしゃいますが、私個人の意見ですけれど、あえて乗っかちゃってもいいのではないでしょうか。

私は北海道に住んでいますので、恵方巻きを食べると、「やっと冬が終わって春がくるんだな~」と季節を感じることができますし、そういう年中行事ってなんだか心が豊かになる気がします。

恵方巻きを食べながら、一年の福を神様にお願いするのはとても日本人らしくて素敵な風習だと私は思います。

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