お正月にお家で簡単にできる縁起のいいことは?

日本には、年のはじめにその年の豊穣を約束してくれる神さま、つまり年神さまが訪れると信じていて、家を清めておもてなしする風習があります。

年末にすす払いしたり、松飾を飾ったり、餅をついて準備をするのは、年神さまにゆっくりくつろいで過ごしてもらうためです。

年神さまの運んだ福を掃き出してはいけないということで、元旦はお掃除もお休み。

おせち料理には保存がきくものばかりなのは、なるべく料理などもしなくていいようにということなんですね。

お正月は、世事を休んで、笑顔で福を呼び込む日なのです。

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お正月に縁起のいい若水を飲む


出典:http://www.edolohas.com
年が明けてからいちばんはじめに汲んだ水を『若水(わかみず)』といい、この若水を飲むと病気をしないといわれました。

若水を汲むことを『若水迎え』といい、できるだけ遠方まで汲みに行くのが良いとされていました。

若水を汲みに行く途中、人に会っても口をきくのは厳禁だったそう。

そして水を汲むときには「黄金の水を汲みます」と唱えます。

遠方まで行くのが大変な場合は、もちろん水道水でも大丈夫ですので、安心してください。

水を汲むときは、手元に水が来る幸せに感謝しながら、やかんなどに多めに汲んでおきましょう。

若水は、縁起のいい福茶を作ったり、お雑煮を作るときに使ったり、書初めに使う墨をするのに使います。

福茶を飲む


出典:http://www.recipe-blog.jp
福茶は、お正月にいただくと健康になれるという縁起のいい飲み物です。

梅干しと昆布を湯のみに入れて、若水を沸かしたお湯を注ぎ入れます。

福茶は節分にも飲まれます。

節分の場合は、豆まきをした豆を3粒入れて飲むのが縁起がいいとされます。

福茶の作り方はこちらへどうぞ→http://happiness-days.com/401.html

家族でお屠蘇をいただく


出典:http://makotti.com
お屠蘇(おとそ)は、正月に不老長寿を祝って飲む祝い酒です。

元旦に薬酒を飲むことで一年の邪気を祓って、寿命を延ばすことができるという中国の言い伝えに基づいています。

お屠蘇は、『屠蘇散』という漢方を日本酒に漬けこんだお酒です。

屠蘇散には、山椒、防風(ぼうふう)、百朮(ひゃくじゅつ)、細辛(さいしん)、乾姜(かんきょう)、肉桂(にくけい)などさまざまな漢方が含まれていて、鬼気、悪魔を屠って人魂をよみがえらせるといわれています。

屠蘇散は、薬局などで手に入れることができます。

日本酒と本みりんを合わせたものに、屠蘇散を入れて半日ほど置いておきます。

飲み方の作法は地域や家で少しづつ違いますが、基本となるお屠蘇の飲み方は次のとおりです。

●お屠蘇の飲み方●
お屠蘇を飲むときは、三つ組みの杯を使うのが正しい飲み方です。

三つの杯を一人ずつ上から順番に取って、年少者から順番に飲みます。

それを三回繰り返して飲むのがしきたりです。

全員がお屠蘇を飲み終わるまでは、料理には手をつけないのが正式な飲み方だそうです。

また、お酒を飲めない人や子供などは、杯に口をつけるしぐさだけでOKです。

 

お正月で使う祝箸

祝箸とは、めでたい席で折れないようにと、丈夫な柳の木で作られたお箸です。

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柳は、邪気を祓う霊木とされていました。

この祝箸ですが、普通のお箸とはちょっと形が違います。

普通のお箸は、片方だけが細くなっていますが、祝箸は両方の先端が細くなっています。

また、先端は普通のお箸よりも丸みを帯びています。

この形状から、『両口箸』ともいわれます。

『両口箸』の理由

 

ではなぜこの形のお箸が縁起のいいものとされるかというと、祝箸は神さまと一緒にお食事をするお箸だから。

一方は神さまが使う方、もう一方は人が使うようにできているんですね。

年神さまにお供えしてから、下げていただくおせち料理を、一年の恩恵を授かることに感謝しながら神さまと一緒にいただきます。

神さまと共に食事することを『神人共食』といい、これによって神さまのパワーを体内に取り込むことができると言われています。

両方使えるからといって、ひっくり返して取り箸にしてはいけませんよ。

目には見えなくても、神さまが一緒にお使いになるお箸です。

祝箸の正しい使い方

祝箸は、使う前に準備があります。

大晦日に家長が家族の名前をそれぞれの箸袋に記し、その箸袋に箸を入れて神棚にお供えします。

そして元旦にそのお箸を使います。

この祝箸ですが、使うのは一回きりではなく、松の内の間、少なくとも三が日の間は同じお箸を使います。

食事が終わるたびに自分の箸は自分で洗い清めましょう。

新年に新たな気持ちで書初め


出典:http://event.marinetower.jp
書初めを行うのは、昔から一月二日と決まっています。

一月二日というのは、昔は『仕事始め』とされていました。

農家であれば『作り始め』、商家では初荷を出していたそうです。

この仕事始めのしきたりが、平安時代の宮中行事となって『書初め』となったようです。

平安時代は、縁起のいい若水ですった墨を使って、その年の恵方を向いて詩歌を書いたそうです。

江戸時代になると、寺子屋で書初めが行われるようになり、一般庶民にも広まっていきました。

現代では、墨とすずりなど書道道具を持っている方は少ないかもしれませんが、お子さんがいる方は、学校で使うので書道道具は持っていますよね。

お子さんと一緒に書初めをするのもいいものです。

もし書道道具がなければ、筆ペンなどで代用してもいいでしょう。

筆ペンでも気持ちを込めて書いたものには、必ずいい気が宿ります。

新年の抱負を記して、新たな年に向けて気持ちを切り替えましょう。

 

お正月に家でできる縁起のいいことのまとめ

お正月は、新しい年神さまをお迎えする一番大切な行事です。

元旦にすると福を招く縁起物はぜひ覚えておきましょう。

今年もみなさんにとっていい年でありますように。

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