ロタウィルスとノロウィルスの症状の違いは?子供と大人の違いと治療について

冬に流行する感染症といえば、ノロウィルスとロタウィルスが代表的ですね。

どちらも感染すると胃腸炎を起こしますが、この二つの違いは何なのでしょうか?

その特徴やリスクについて知っていると、いざ感染したときに適切な対処ができるでしょう。

とくに小さなお子さんをお持ちの方は、事前に確認しておくことをおすすめします。

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ロタウィルスとノロウイルスの症状の違い

ロタウィルスとノロウィルスはどちらも経口感染で、汚染された飲料や食物を摂取して感染します。
二枚貝の牡蠣の生食が原因の一つとなることはよく聞く話ですね。

また、感染した人の吐しゃ物や便に触れてしまった場合も感染します(二次感染と言います)。

ロタウィルス、ノロウィルスともに感染力が非常に強く、これが集団感染を招く原因となります。

では、それぞれどんな症状が出るのか見ていきましょう。

【ロタウィルス】
・ロタウィルスの流行時期は3月~5月。
・潜伏期間は2日~4日。
・おもな症状は水のような下痢とともに白い便が出るのが特徴。嘔吐はある場合とない場合両方あります。
・主に0歳~5歳くらいの幼児が感染する。(5歳までに約95%の子供が感染します)
・症状が続く期間は比較的長く、数日~1週間ほど続く場合もある。

【ノロウィルス】
・ノロウィルスの流行時期は11月~1月。
・潜伏期間は24時間~48時間。
・おもな症状は吐き気、嘔吐、下痢、発熱(37℃~38℃くらい)。
・年齢に関係なく大人も子供も感染する。
・症状が続く期間は6時間ほど。長くても1日で収まる。

比べてみると、違いがあることが分かりますね。

ポイントは、症状が続く期間の違いと、大人と子供で感染に違いがあること。

次の章で詳しく見ていきましょう。

ロタウィルスとノロウィルスの症状は子供と大人で違う?

ロタウィルスとノロウィルスの違いはだいたい分かったと思います。

注目したいのは、ロタウィルスに感染するのは主に0歳~5歳の子供であるということ。

これは何故なのでしょう?

実は、大人もロタウィルスに感染することはあります。

しかし5歳までに約95%の人がすでに感染しており、抗体ができているので感染しても症状が軽くてすみます
「ちょっとお腹の調子が悪いな・・・」程度で終わる人がほとんどです。

ただし、ロタウィルスにも型の違うものが存在するので、胃腸炎として発症する場合もあります。

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初めて感染する子供には、先述したような激しい症状が現れます。

また、ロタウィルスは比較的症状が続く期間が長いので、脱水症状には特に気をつけなければなりません。

子供は、自分から積極的に水分を摂れない事が多いため、症状が悪化しやすいです。

周囲の人が気をつけて、水分補給をしてあげる必要があります。

ロタウィルスとノロウィルスの治療と予防

日本のロタウィルスによる死亡率は年間10人前後と言われます。
その原因は、脱水による重症化から肝機能障害、脳炎、心筋炎への発展といわれます。

これが、発展途上国などの衛生環境が悪い地域だと、35万人近くの子供が亡くなっているそうです。

ロタウィルスには有効な治療薬はありません

通常は下痢止めなどは使わないですが、ビオフェルミンや解熱薬で対応する場合もあります。

ロタウィルス、ノロウィルスともに恐ろしいのはその感染力の強さです。

感染者の吐しゃ物や便には直接触れないようにします。
処理の際には必ずゴム手袋とマスクをしましょう

また、汚染された衣類やリネンは漂白剤に漬けてから洗濯します。
漂白剤には、消毒作用のある「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれているからです。

普通の洗剤で洗濯しただけではウィルスが残ってしまい、それが乾燥するとウィルスは空気中に散らばり、二次感染の原因となります。

絨毯などが吐しゃ物で汚れてしまったときも、次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。

また、子供が触ったおもちゃやドアノブなども念入りに消毒します。

食器などは熱湯に1分以上つけてから洗います。

日本ではあまり知られていませんが、ロタウィルスにはワクチンがあります

アメリカやオーストラリアでは乳児の定期予防接種になっていますが、日本ではまだ任意であるため、費用は個人負担です。

生後2~4ヶ月で2回接種します。
1回目の接種から27日間空けないと2回目の接種ができません。

費用は1回につき1万円程度で、重症の下痢症にならない確率が70%~92%だそうです。

まとめ

ロタウィルスもノロウィルスも感染力が非常に強いので、怖い感染症です。

ロタウィルスの場合、主に症状が現れるのは小さな子供ですから、周囲が早く気づいて病院に連れて行ってあげることが大切です。

流行時期はマスクをする、手洗いうがいを念入りにするなど、普段からの心がけも大切ですね。

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