テーブルマナーの起源とは?食事の基本的な考え方と国別特徴について

食事は、人が生きていくうえで不可欠なものです。

『何十年もものを食べていない』という、世界びっくり人間もいるようですが、基本的に普通の人は毎日食事をとります。

 
食事をとるということの意味は、ただ単にものを食べるということではありません。

人間が食事をするというのは、動物のそれとは違いますよね。

何が違うのか。

人間は、調理されたものを、道具を使って、他の人と一緒に食事します。

この食事の特徴が、テーブルマナーを生んだといえます。

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テーブルマナーの起源とは?

家で一人で食事するのであれば、どのような食べ方をしても誰にも文句は言われません。

しかし、人が集まって食事をする場合は、以下のことが求められます。

・食べ物が平等に行き渡ること
・コミュニケーションをはかること
・食事の秩序が保てること

これが、テーブルマナーの原点となります。

 
日本でテーブルマナーが整えられたのは、平安時代以降と言われています。

西洋では、16世紀以降にテーブルマナーが広まりました。

フィレンツェの大富豪の娘である、カトリーヌ・ド・メディチがフランス宮廷に嫁いだ時、ナイフとフォークを使って食事をしたのが始まりと言われています。

テーブルマナーの『危機管理』とは?

西洋のテーブルマナーは、『社交』と『危機管理』二つの側面から確立されました。

『社交』の意味は、ヨーロッパの階級社会と密接に結びついています。
 
日本にも、席次のルールはありますよね。

目上の人が、最も良い席である『上座』に座り、目下の者が『下座』にすわるという、あれです。

ヨーロッパでも、地位によって座る位置が決まっていて、一目で階級がわかるようになっていたそうです。

 
テーブルマナーの『危機管理』というと、想像がしにくいかもしれません。

西洋では、『両手はテーブルの上に置くもの』と決まっていました。

その理由は、見た目にお行儀よく見えるからという理由ではありません。

ちょっと物騒な理由ですが、テーブルの下に武器を隠し持っていないことを示すために、テーブルの上に両手を出していたのです。

 
また、大皿に盛られた食事は、ゲストの目の前で取り分けられるのがルール。

それから、ワインなどの飲み物は、必ずホストが試飲してからふるまわれたといいます。

それらの基本的なルールの上に、食事の雰囲気を壊さない言動や、もてなしに対する感謝を表す配慮が加えられ、テーブルマナーが作られています。

テーブルマナーは国別の特徴がある

食事のマナーは、食事をするために使う道具によって違ったものになります。

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食事の仕方を大きく分けると、以下のように分けられます。

・手を使って食事する
・箸を使って食事する
・ナイフ、フォーク、スプーンを使って食事する

 
手を使って食事をするのは、人間が一番初めに取っていた食事のスタイル。

東南アジア、西アジア、アフリカ、中近東などの地域では、現在でも手を使って食事をします。

これらの地域には、ヒンドゥー教やイスラム教の人が多く、宗教的なことが関係していると言えます。

彼らは、食べ物は神から与えられた神聖なものと考えていて、清浄な右手で食事をするのがよしとされているのです。
 
日本でも、おにぎりや寿司は手を使って食べますね。

これは、食べやすいからそうしているわけです。

東南アジアなどで食べられるインディカ米などはパサパサしているので、手で食べるほうが食べやすいということも、手で食事をする理由かもしれません。

 
日本の食事では、箸基本です。

その他、中国、韓国などの東アジアでも箸を使います。

日本では、大人用、子供用などと箸の大きさや作りが分かれている場合が多いですね。

それだけでなく、お母さんはこの箸、お父さんはこの箸、子供はこの箸・・・などと、それぞれ箸が決まっているという家庭が多いです。

しかし、その他の国では、大人も子供も同じ大きさの箸を家族で共用することがほとんどです。
 
箸を使うのは、これらの地域の食事が、箸を使うのに向いているからです。

日本のご飯は、粘り気があるので、箸でも食べやすくなっています。

また、油で揚げたアツアツの料理も、箸を使うのが適しています。

 
ナイフとフォークを使う地域は、肉を食べる習慣がある国です。

ヨーロッパやオセアニア、南北アメリカ、ロシアなどが該当します。

しかし、フォークが広まったのは16世紀半ば以降。

それまでは、肉を切り分ける時にはナイフを使いましたが、取り分けられた肉は手づかみで食べていたといいます。

 
また、ナイフやフォーク、スプーンなどが、各自のテーブルにセットされるスタイルは18世紀になってからだそうです。

それまでは、一つのスプーンを皆で使いまわしたりしていたのだとか。

テーブルマナーの起源とは?基本的な考え方と国別特徴についてのまとめ

 テーブルマナーは、地域によって料理や食習慣が異なるために、一定のルールが決まっているわけではありません。 

ただ、食事の基本は、料理をおいしく、楽しくいただくことということが根底にあります。

細かいルールを気にする前に、一番気にかけるべきは、食事でテーブルを囲む人たちに配慮できるかどうかということです。

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