インフルエンザの予防接種赤ちゃんに必要?副作用は?危険な反応とは

11月に入ると、インフルエンザが流行しだす時期。

自分がインフルエンザにかからないことも大切ですが、赤ちゃんがいるお家では、さらに注意深くなりますよね。

赤ちゃんはまだ免疫能力が低いですから、症状が悪化するのを防ぐ為にも、インフルエンザの予防接種をしたほうがいいといわれています。

しかしその一方で、インフルエンザワクチンの赤ちゃんへの副作用が心配されており、「副作用が心配だから、インフルエンザワクチンは打たない」という親御さんもいるようです。

一体、どちらが正しいのでしょうか?

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インフルエンザの予防接種は赤ちゃんに必要?

インフルエンザの予防接種は、はしかなどの定期予防接種ではなく、任意、つまり『打つか打たないかは親の判断に任せる』というものです。

定期接種のワクチンは国から補助が出るため、無料か格安の値段で打つことが出来ます。
 
しかしインフルエンザのワクチンは定期接種として受けられないので、病院によりますが6000円~7000円ほどかかります。

かなりの出費ですよね。

赤ちゃんの場合は、インフルエンザワクチンを2回接種する必要があるため、大人の二倍の料金がかかってしまいます。

どれだけ値段が高くても、『インフルエンザの予防接種を受ければ絶対にインフルエンザに感染しない』というのなら、受ける価値はあるといえますが・・・

しかし実際には、予防接種を受けたからと言って、100%インフルエンザを予防できるわけではないのです。

インフルエンザの予防接種の効果はどのくらい?

インフルエンザの予防接種を受けて、『インフルエンザに感染しなかった』という実感を得た人の割合を、ワクチンの有効性といいます。

赤ちゃんの場合、この有効性がどの程度あるのかと言うと、20~30%です。

65歳以下の成人であれば、有効性は60~70%。
 
比べてみると、赤ちゃんに対するインフルエンザワクチンの有効性は、高いとはいえません。

しかも、受ける人の年齢が下がるほど、ワクチンの有効性も下がっていくのです。

特に、1歳以下の有効性についてはデータが少ないため確実なことはいえないようです。

ただ、1歳以下の赤ちゃんであっても、予防接種をすることである程度の免疫はつくことから、インフルエンザにかかったときに重症化するのを予防する意味で、予防接種をすすめる医者もいるようです。

インフルエンザに感染しやすい環境とは

インフルエンザは、感染力が強いので、人ごみの中に1人でも感染者がいればそこから広がっていきます。

ですので、インフルエンザが流行する時期は、人が多く集まる場所などは避けた方がいいと言われています。

そういう意味で、保育園に通っている赤ちゃんは、インフルエンザの予防接種を受けさせるという親が多いです。

保育園や幼稚園に通っている兄弟がいる場合も同じですね。
 
また、インフルエンザに感染してしまった人が治療に行く病院では、そのほかの場所よりもインフルエンザに感染する危険性は高くなります。

そのため、家族に病院で働いている人がいる家庭では、家族にインフルエンザの予防接種を受けさせる場合が多いです。
 
もし、家族にインフルエンザにかかりやすいリスクを持った人がいないのであれば、必ずしも赤ちゃんにインフルエンザの予防接種を受けさせる必要は無いかもしれません。

特に1歳未満の赤ちゃんでは、予防接種によるハッキリした有効性が示されていませんから、 赤ちゃん本人よりも、周りの家族の予防を徹底することが重要となってきます。 

インフルエンザの予防接種で赤ちゃんに副作用はある?

赤ちゃんにインフルエンザの予防接種をするときに、一番気になるのは副作用の問題ではないでしょうか。

赤ちゃんでなくとも、インフルエンザの予防接種では副作用がおきることがあります。

インフルエンザ予防接種をした人のうち、10~20%の人が注射した部分が腫れたり赤くなる場合があります。

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接種した人の5~10%の人は、発熱、頭痛、倦怠感など、軽い風邪のような症状が現れる場合もあります。

ただし、これらの症状は2~3日で収まるのが普通です。

卵アレルギーに注意!

「なぜ卵アレルギーとインフルエンザの予防接種が関係あるの?」

と、不思議かもしれません。
 
実は、インフルエンザの予防接種に含まれているインフルエンザウィルスは、ふ化鶏卵、つまり雛になる前の鶏の卵で育てられているのです。

ふ化鶏卵にインフルエンザウイルスを注射して、ウィルスを増やします。

ですので、インフルエンザワクチンには微量ではあっても、卵の成分が存在することになります。

重度の卵アレルギーの人が、インフルエンザワクチンを接種するとどうなるかというと、じんましんや発疹、しぴれ、呼吸困難などの深刻なアレルギー症状がでる可能性があります。
 
ここで、「卵アレルギーの人はインフルエンザの予防接種は受けられないの?」と不安になるかもしれません。

しかし、現在日本で作られているインフルエンザワクチンに含まれる卵の成分は、かなり微量であるので、重度の卵アレルギーで無ければ、インフルエンザの予防接種は可能といわれています。

卵アレルギーであるかどうかは、医療機関で行われているアレルギーテストでわかります。

心配な場合は、インフルエンザの予防接種を受ける前に、赤ちゃんのアレルギー検査をしておくといいでしょう。

インフルエンザの予防接種で赤ちゃんに起きる危険な副作用とは

インフルエンザの予防接種を受けた後に、何の変化もない赤ちゃんもいれば、何かしらの反応がある赤ちゃんもいます。

その反応で、特に気にする必要が無いものと、大至急病院に連れて行くべき症状があります。

●注射した部分が赤くなる、腫れる、熱を持つ

●発熱、吐く、下痢、少しぐったりして元気が無い

これらの症状は、一過性のもので通常2~3日で収まります。
インフルエンザワクチンによる、通常範囲の反応ですので、それほど心配する必要はありません。
もし、何日も続くようなら、病院へ行った方がいいかもしれません。
 
一方、インフルエンザの予防接種を受けた後に、赤ちゃんに以下の症状が見られたら、大至急病院へ連れて行ってください。

●呼吸困難

●じんましん

●血管浮腫

●体の麻痺

以上のような全身症状が急速に現れた場合、アナフィラキシーが疑われます。

これらの症状は、インフルエンザの予防接種を打ってから、30分以内に出ることが多いので、注射が終わってからも、30分ほどは病院内にいたほうが安心できますね。

アナフィラキシー症状とは

『アナフィラキシー症状』といわれても、どんなものが当てはまるのか、ピンとこないかもしれません。

アナフィラキシーの症状はさまざまです。

『皮膚症状』・・・じんましん、かゆみ、赤みなど
『呼吸器症状』・・・くしゃみ、せき、息苦しさなど
『粘膜症状』・・・唇の腫れ、目のかゆみ、むくみなど
『消化器症状』・・・腹痛、下痢など
『循環器症状』・・・血圧の低下など

これらの症状が、急速に現れるのが、アナフィラキシーの特徴です。

特に、一番危険なのが循環器症状の、血圧の低下。

急激な血圧の低下は、意識を失う可能性があるので非常に危険です

インフルエンザの予防接種赤ちゃんに必要?副作用は?危険な反応とはのまとめ

インフルエンザの予防接種は、1歳未満の赤ちゃんに対する有効性がハッキリと示されていないので、

「インフルエンザの予防接種は赤ちゃんに必要だ」「いや、必要ない」

ということは断言できません。

保育園に通っているなど、環境にもかなり左右されますので、医師とよく相談してから予防接種を受けるのが一番安全だといえます。

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